「初々しいニシコリ」― “あの日”の名勝負に米脚光「この試合でケイのファンに…」
男子テニスの世界ランク22位・錦織圭(日清食品)は今季こそ故障に苦しみ、ツアー未勝利に終わったが、世界ランク最高は4位を経験。アジア人初の四大大会制覇の期待を背負い続けている。そんな錦織が9年前に演じた“あの名勝負”を全米オープン大会公式ツイッターが脚光を当て、動画付きで「初々しいニシコリ…」と紹介すると、ファンから「ベストマッチ」「最高の思い出」「この試合でケイのファンになった」と声が漏れている。
全米OPが09年のフェレール戦に脚光…「初々しいニシコリ」に海外ファンも興奮
男子テニスの世界ランク22位・錦織圭(日清食品)は今季こそ故障に苦しみ、ツアー未勝利に終わったが、世界ランク最高は4位を経験。アジア人初の四大大会制覇の期待を背負い続けている。そんな錦織が9年前に演じた“あの名勝負”を全米オープン大会公式ツイッターが脚光を当て、動画付きで「初々しいニシコリ…」と紹介すると、ファンから「ベストマッチ」「最高の思い出」「この試合でケイのファンになった」と声が漏れている。
あの頃、錦織は若かった。しかし、9年前の興奮が甦ってくるようだ。紹介された“名勝負”は、08年の全米オープン、3回戦のダビド・フェレール(スペイン)戦だった。
相手は当時世界ランク4位の強豪。第1セットを奪い、2-1で迎えた第4ゲームだった。錦織はセンターに強烈なサーブを放つと、フェレールは辛うじてリターンするのが精いっぱい。そして、チャンスボールに前進した次の瞬間だった。勢い良く飛び上がった右手一本で強烈なフォアハンドを繰り出し、反応しれなかったフェレールから圧巻のポイントを奪ってみせた。
錦織は当時18歳。まだ定着していなかった「エア・ケイ」を鮮やかに炸裂させ、会場は喝采に包まれた。まだあどけなさがどこか残る顔を伝った汗をぬぐい、小さくガッツポーズを決めた。