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原英莉花、貫録のメジャー2連勝 12月全米女子OP挑戦「自分を信じて果敢に攻めたい」

女子ゴルフの2020年国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの最終日が29日、宮崎CC(6543ヤード、パー72)にて無観客で行われた。単独首位で出た21歳の原英莉花(日本通運)が、2位に2打差の通算10アンダーで逃げ切り、国内メジャー2連勝となるツアー通算3勝目。初日から一度も首位を譲らない完全優勝を遂げ、オンライン会見で心境を打ち明けた。

原英莉花【写真:Getty Images】
原英莉花【写真:Getty Images】

2020年国内ツアー最終戦、原英莉花が通算3勝目「パットも気持ちでねじ伏せた」

 女子ゴルフの2020年国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの最終日が29日、宮崎CC(6543ヤード、パー72)にて無観客で行われた。単独首位で出た21歳の原英莉花(日本通運)が、2位に2打差の通算10アンダーで逃げ切り、国内メジャー2連勝となるツアー通算3勝目。初日から一度も首位を譲らない完全優勝を遂げ、オンライン会見で心境を打ち明けた。

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 原が貫録の完全Vだ。前半2番でボギーとしたが、6番でバーディー。20歳の古江彩佳(フリー)の驚異的な追い上げで一時は1打差に迫られたが、原は11番のバーディーで突き放した。13番でもバーディー。14、18番でボギーとしたが、2打差で逃げ切った。

「本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。やっぱり最終日は少し緊張しました。下も伸ばしてくるだろうなと思って構えていて、自分も伸ばせるところは伸ばしていこうと思っていたけど、序盤でボギーが来て自分の中では苦しい展開でした。自分が伸ばせていなかったので(リーダーボードが)気になっていました。実感はないけど、4日間大会で勝てたのは自分にとって凄く大きい」

 今週は「自分のショットに信頼がおけず、ここで戦っていることが不思議なくらいと思っていた」と武器のショットは調子が良くなかった。それでも、2サム(2人1組)形式のラウンドが性に合った。「2サムで私は勝負が好きなんだと思いました。自分のショットがこうだからとかではなく、目の前で戦っていることで自分を奮い立たせるじゃないけど、そういう感じで普段は入らないようなパットも気持ちでねじ伏せた感じがありました」と胸を張った。

 渋野日向子(サントリー)らと同じ1998年度生まれの黄金世代。前週の大王製紙エリエールレディスは初日終了後に右膝痛で棄権したが、鍼灸師の治療を受けるなど回復して今大会に臨んだ。コロナ禍で開幕が遅れ、無観客開催と異例続きの年。それでも、通算3勝目で10月の日本女子オープンに続くメジャー2連勝と強さを見せつけた。

「自分のゴルフ人生にとって大きな一歩を踏み出せた年になったと思います。まだシーズンは続く。賞金女王争いにも続く一歩だと思います。海外でも戦いたい思いもあるので、自分の自信にもなる第一歩になると思います」

 12月10日から海外メジャー・全米女子オープンに挑戦する。渋野や畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、河本結(リコー)など同学年は先に海外で戦っている。「ゆくゆくは海外ツアーにも行きたい。一歩、一歩力をつけて行きたい。まだまだ技術が荒い。本当にまだまだなゴルフだと思うので、しっかりと波をなくすじゃないけど、安定したゴルフができるように自分を信じて果敢に攻めていきたい。今の自分でも戦えるように日々勝負強さを磨きたい」。原も初の海外メジャーに挑む。

(THE ANSWER編集部)


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