渋野日向子が暫定首位発進 最終戦の復調に笑顔満開「そろそろ強気でいかないと」
女子ゴルフの国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは26日、宮崎CC(6543ヤード、パー72)で開幕した。昨年大会2位の渋野日向子(サントリー)は1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーでホールアウト時点で暫定首位発進。ラウンド後のオンライン会見では笑顔を咲かせた。
国内ツアー最終戦が開幕、渋野日向子は「粘」のゴルフで好発進
女子ゴルフの国内ツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは26日、宮崎CC(6543ヤード、パー72)で開幕した。昨年大会2位の渋野日向子(サントリー)は1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーでホールアウト時点で暫定首位発進。ラウンド後のオンライン会見では笑顔を咲かせた。
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渋野が上り調子だ。前半4番でバーディーを奪うと、9番パー5でイーグルを奪取。後半も13、15番でバーディーで伸ばした。17番はボギーとしたが、4アンダーで終えた。ラウンド後のオンライン会見では「本当に17番までノーボギーがびっくり。落ち着かない感じだったけど、ボギーが来て安心した(笑)」と自虐的にコメント。さらにこう続けた。
「落ち着いていないというか、なんかおかしいなって(笑)。今までの初日のプレーを振り返ると、ボギーを打ってないことが不思議だったので。ショットも全体的に振り切れたし、セカンドも思い切りいくところは行って、行っちゃいけないところは抑えられた。考えながらやれたのがスコアに繋がった。(今年の漢字に「粘」を選んだが)グリーンの跳ね方も変わるし、芝の目も強い。そういうことを考えてピンに寄せられたので、そこは粘れたところかな」
9番のイーグルは、残り234ヤードの第2打をスプーンで7メートルに乗せ、イーグルパットで下りのスライスラインを読み切った。ショット、パットともに思い通りとなり「完璧ですね、あれは」と自画自賛の笑みを浮かべた。
賞金女王を争っていた昨年大会は2位だった。今季は不調に悩まされたが、前週5位で上り調子。右足裏の痛みについても「絶好調です!」と回復して今大会に臨んだ。今季は予選落ちを意識した第2日にスコアを崩したが、今大会は予選落ちがなく全選手が4日間戦える。カットラインを意識する必要がないため「強気でいかないとダメですね。そろそろ(笑)」と気合を入れた。
海外ツアーを含め、プロツアーで首位発進したことはない。全英女子オープンを含め、ツアー通算6勝目の期待もかかる。「現時点で凄くいい位置。明日からもかなりいい緊張感の中でやれる。久しぶりの位置なので、舞い上がってしまうところもあるかもしれないけど、今自分にできることを最大限やって回れたら」と先を見据えた。
その後、1イーグル、5バーディー、2ボギーで5アンダーとした原英莉花が首位に立ったが、渋野は1打差の2位。最終戦Vへ好発進となった。
(THE ANSWER編集部)