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井上尚弥戦が与えたキッカケ 38歳ドネアが何度も立ち上がる理由「炎が心にあるんだ」

ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、12月19日に米コネチカット州アンカスビルで前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝でWBAスーパー&IBF世界同級王者の井上尚弥(大橋)に敗れて以来の一戦となるが、38歳で現役を続ける理由を明らかにしている。米専門誌「ザ・リング」が報じている。

ノニト・ドネア(左)と井上尚弥【写真:Getty Images】
ノニト・ドネア(左)と井上尚弥【写真:Getty Images】

5階級制覇を成し遂げたフィリピンのレジェンドがリングに上がる理由とは

 ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、12月19日に米コネチカット州アンカスビルで前IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦する。ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝でWBAスーパー&IBF世界同級王者の井上尚弥(大橋)に敗れて以来の一戦となるが、38歳で現役を続ける理由を明らかにしている。米専門誌「ザ・リング」が報じている。

“ドラマ・イン・サイタマ”と名付けられた死闘で、無敗王者の井上を苦しめたドネア。ロドリゲス戦は1年ぶりの再起戦となる“フィリピンの閃光”だが、敗北で闘志が駆り立てられているという。

「負けたら引退? そういうことを考える人もいる。だが、私の場合は完全に別だ。勝った時にこそ、引退したくなる。負けた時には突き進んでいきたいと思う。それが今なんだ。再戦し、何度もビッグファイトに挑みたいという炎が心にあるんだ」

 16日に38歳を迎えたばかりのレジェンド。井上ら過去に負けた相手に対して闘志を燃やし、再び立ち上がる意気込みを示しているようだが、過去には引退の2文字が頭をよぎったこともあるという。ウィルフレド・バスケスJr.(プエルトリコ)や西岡利晃(帝拳)、ホルヘ・アルセ(メキシコ)ら実力者を次々に倒し、世界中のファンを沸かせていた2012年のことだ。

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