ダルビッシュCY賞なるか MLBが直前評価、競うバウアー&デグロムを上回る指標とは?
米大リーグ、サイ・ヤング賞の受賞者が11日(日本時間12日)に発表される。日本人投手ではナ・リーグでダルビッシュ有投手(カブス)、ア・リーグで前田健太投手(ツインズ)が最終候補に名を連ねているが、発表前日にMLBは公式サイトで今季の評価を掲載。ダルビッシュと前田についてもそれぞれ寸評をつけている。
日本人投手ではダルビッシュと前田健太が最終候補入り
米大リーグ、サイ・ヤング賞の受賞者が11日(日本時間12日)に発表される。日本人投手ではナ・リーグでダルビッシュ有投手(カブス)、ア・リーグで前田健太投手(ツインズ)が最終候補に名を連ねているが、発表前日にMLBは公式サイトで今季の評価を掲載。ダルビッシュと前田についてもそれぞれ寸評をつけている。
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MLBは10日(同11日)、「サイ・ヤング賞ファイナリストたちの、それぞれの状況」と見出しを打った記事を公式サイトに掲載。各リーグ3名、計6名の最終候補者の今季について振り返っている。
ダルビッシュはMLBで日本人初の最多勝となる8勝(3敗)、リーグ2位の防御率2.01、同4位の奪三振93をマーク。記事では2019年後半から「彼のエースとしてのレベルが上がった」としている。
昨季後半から、今季終了までの通算成績は157回2/3を投げて防御率2.40、奪三振211、与四球21。MLBは「奪三振率から与四球率を引いた数字は31.2%になるが、これはリーグ1位、メジャー全体では2位の数字である」と注目している。
今季に限定しても「1つの四球を出すまでの奪三振の割合は6.64で、バウアーの5.88やデグロムの5.78を上回る」とライバルを上回る数値を誇っていると紹介。昨季途中から素晴らしい投球をしているが、「しかしサイ・ヤング賞は2シーズンの成績ではなく、1シーズンのみの数字を考慮した賞なのである」ともつづっている。