浦和の「輝かしい出だし」を支えた人物は? “プレッシャーの鬼”を海外称賛
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(CL)決勝第2戦は25日、浦和レッズがアル・ヒラル(サウジアラビア)を1-0で破り、10年ぶりにアジア王者に輝いた。手に汗握る接戦に終止符を打ったのは決勝弾を叩き込んだFWラファエル・シルバだが、相手に攻め込まれながらも無失点で切り抜けられた背景には日本代表MF長澤和輝の存在があった。海外メディアも「プレッシングをかけ続けていた唯一の人物」と評した上で、「浦和の大きな武器となっていた」と称賛している。
ACL決勝第2戦、立ち上がりからハイプレスを敢行…長澤が流れを作る立役者に
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(CL)決勝第2戦は25日、浦和レッズがアル・ヒラル(サウジアラビア)を1-0で破り、10年ぶりにアジア王者に輝いた。手に汗握る接戦に終止符を打ったのは決勝弾を叩き込んだFWラファエル・シルバだが、相手に攻め込まれながらも無失点で切り抜けられた背景には日本代表MF長澤和輝の存在があった。海外メディアも「プレッシングをかけ続けていた唯一の人物」と評した上で、「浦和の大きな武器となっていた」と称賛している。
浦和のみならず、日本サッカー界にとっても大きな勝利だった。
敵地での初戦を1-1と引き分けた浦和は、立ち上がりからハイプレスを敢行。アル・ヒラルにボールを持たれても、球際で激しい“デュエル”を展開し、簡単にチャンスを作らせなかった。スコアレスで前半を折り返したゲームが動いたのは後半43分。相手最終ラインの背後に出たボールにシルバが抜け出すと、GKとの1対1で強烈なシュートを決めて待望の1点を奪った。
退場者を出しながらも猛攻を仕掛けるアル・ヒラルをはね返し、浦和は1-0で勝利。10年ぶりのアジア王者に輝くとともに、12月にUAEで開催されるFIFAクラブワールドカップ(W杯)への出場を決めた。5万7727人の大観衆を歓喜の渦へと誘った一戦で、中盤を支えたのが11月の欧州遠征で日本代表デビューを飾った長澤だった。