内村航平、コロナ禍初の国際大会終了に安堵 東京五輪へ訴え「国民の支持が上がれば」
H難度の大技成功も貪欲「まだまだ完成度は満足できない」
東京五輪を見据え、今年に入って両肩痛などの影響で種目別の鉄棒に専念。この日は全選手の中で一番手で迎えた跳馬をミスなく着地すると、両腕で力強くガッツポーズを決めて14.500点をマークした。鉄棒では、東京五輪への切り札となるH難度の大技「ブレトシュナイダー(コバチ2回ひねり)」に成功。15.200の高得点でこの日一番の拍手を浴び、右拳を突き上げて応えた。
床運動は13.200点、鞍馬は13.300点。エントリーした4種目を終え、絆チームの勝利に貢献し「鉄棒以外はもうね、置いといて(笑)。鉄棒は会場の雰囲気と点数が凄くよかった。僕としてはもう少しいい出来が出せると思う。完成度は満足できていない。ブレトシュナイダーも繋げたけどもう少しいい位置でできる。練習でやったことが出せないのは経験が足りない。着地も止め切れていないので、まだまだ完成度は満足できない。今日は、点数は気にしていないですが」とした。
10月28日のPCR検査で陽性が確認された末、複数回の再検査で偽陽性に。2日間の隔離で練習ができないなどイレギュラーな調整を強いられたが、見事な演技で観客を魅了した。
(THE ANSWER編集部)