宇野昌磨、苦戦以上の“優雅さ”に米解説者も称賛「緩めることなく全てを簡単に見せる」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦・フランス杯は17日(日本時間18日)、男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(トヨタ自動車)は、首位につけたハビエル・フェルナンデス(スペイン)に続く93.92点で2位発進となった。大会を中継したIOC運営の五輪専門チャンネル「オリンピックチャンネル」の海外解説者は「少し苦戦しました」としつつ、「ショーマは優雅でした。緩めることなく全てを簡単に見せるところが素晴らしかった」と言及している。
フランス杯SP、冒頭の4回転ジャンプで失敗「ショーマは少し苦戦しました」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦・フランス杯は17日(日本時間18日)、男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(トヨタ自動車)は、首位につけたハビエル・フェルナンデス(スペイン)に続く93.92点で2位発進となった。大会を中継したIOC運営の五輪専門チャンネル「オリンピックチャンネル」の海外解説者は「少し苦戦しました」としつつ、「ショーマは優雅でした。緩めることなく全てを簡単に見せるところが素晴らしかった」と言及している。
宇野にとって、決して満足のいく演技ではなかった。ビバルディの「四季」より選んだ「冬」に乗せて、冒頭の4回転フリップに挑むも転倒。その後、4回転-3回転を成功させるなど立て直したが、ノーミス演技のフェルナンデスとは10点以上の差をつけられてしまった。
演技を終えると、大きく呼吸しながらしばらく頭上を見つめていた宇野。中継した「オリンピックチャンネル」では、解説者は「ショーマは少し苦戦しました」と切り出した。
「最初の4回転は良いテイクオフではありませんでした。十分な高さ、空中での回転を得られませんでした」と減点を受けた4回転フリップの失敗に言及。しかし、ミスにも動じずその後の4回転-3回転の連続ジャンプ、トリプルアクセルを決め、スピンやステップでも最高レベルの評価を得た点を「ショーマは優雅でした。緩めることなく全てを簡単に見せるところが素晴らしかったです」と評価した。