命運握るダルビッシュ、同僚193勝左腕も驚く投球術「どうやっているのか分からない」
米大リーグ、カブスは9月30日(日本時間1日)のマーリンズとのワイルドカードシリーズ第1戦に1-5で敗戦。地区シリーズ進出へ向け後がなくなった。1日(同2日)の第2戦は悪天候のため2日(同3日)に順延。ダルビッシュ有投手は背水の陣でスライド登板する。最多賞右腕は同僚から全幅の信頼を置かれているようだが、その理由のひとつには真似できない投球術があるようだ。米メディアが伝えている。
日本時間3日の第2戦にスライド登板
米大リーグ、カブスは9月30日(日本時間1日)のマーリンズとのワイルドカードシリーズ第1戦に1-5で敗戦。地区シリーズ進出へ向け後がなくなった。1日(同2日)の第2戦は悪天候のため2日(同3日)に順延。ダルビッシュ有投手は背水の陣でスライド登板する。最多賞右腕は同僚から全幅の信頼を置かれているようだが、その理由のひとつには真似できない投球術があるようだ。米メディアが伝えている。
ダルビッシュがカブスの今シーズンを託された。カブス攻撃陣は第1戦で4安打のみと打撃不振にあえいでいる。投手への重圧はより大きなものになりそうだ。
それでも同僚のダルビッシュへの信頼は揺るがない。米地元放送局「NBCスポーツ・シカゴ」は第1戦で先発したカイル・ヘンドリックス投手のコメントを紹介。「ユウは今年素晴らしい活躍だった。彼が我々のエースだ。シーズンを通して支配的だった。もし今回がワンデープレーオフだったら彼が先発投手を務めていた」とエースがダルビッシュであることを明言した。
なぜこれほどまでにチームメイトに安心感を与えるのか。その理由の一つにはダルビッシュの独特な投球術があるようだ。同記事によると、オールスター5度出場を誇るジョン・レスター投手は「彼は絵を描くように毎回投球する。例えば今日スライダーが良くないなと感じたら、彼はエグいスプリットを多投するか、2週間前に発明した謎の変化球を投げて、打者を間抜けに見せるんだ」と語ったという。
さらに、ダルビッシュが7色どころか11個の球種を投げ分けるられることを本人が明かし、次回対戦する打者に対し最も効果的な投球プランを毎回組んでいることも紹介した。
通算193勝を挙げるレスターにとってさえ、ダルビッシュの投球術は「どうやっているのか分からない」ようで「自分にとっては、少ない持ち球で投球プランを組むのは難しいんだ」という。多彩な球種を投げ分けるダルビッシュだからこそできる離れ業なのだろう。
ダルビッシュは今季8勝を挙げ、日本人初の最多勝を獲得した。カブスの今季を背負って立つ第2戦のマウンドで、どんな投球を見せてくれるだろうか。
(THE ANSWER編集部)