27日に11年ぶり無敗同士のタイトルマッチ、アデサンヤにコスタが挑戦

　世界最大の総合格闘技UFCでは27日にビッグマッチを開催する。ミドル級王者のイスラエル・アデサンヤ（ナイジェリア）が同級2位のパウロ・コスタ（ブラジル）の挑戦を受ける。無敗選手同士のタイトルマッチは2009年以来、11年ぶり。注目の一戦を前に、UFCはアデサンヤが初回KOを飾った衝撃の試合に再脚光。海外の格闘技ファンを興奮させている。

　デビューから19連勝中。うち14のKO勝ちを数えるミドル級王者のベストパフォーマンスともいえる一戦だ。2018年のデレク・ブランソン（米国）戦。十分なキャリアを誇るブランソンのテイクダウンをことごとく防ぎ、打撃で何度もダウンを奪う。まさにワンサイドの展開に持ち込んだ。

　そして止めは左ストレートだ。相手の右を交わして見舞った一撃で、1ラウンドTKO。強敵を撃破し、UFCデビューから9か月でアデサンヤの名を強烈にアピールした瞬間だ。

「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」に選ばれたKO劇を、UFCは公式インスタグラムで「イスラエル・アデサンヤは運任せに殴ったりしない。彼は狙って炸裂させる！」とつづり動画付きで公開。海外ファンは興奮を甦らせている。

「今のところイスラエルの最高のパフォーマンス」
「王者だ」
「最高のワンツーコンビネーションのひとつ」
「この精密さ」
「なんてこった」
「最初のコンボすげぇ！」
「めっちゃキレイに当てるな」

　今週末、迎え撃つコスタも13戦全勝（11KO）の強敵。ミドル級屈指のハードパンチャーとしても知られ、KO決着は必至だ。