メドベージェワは心まで転ばない 「私の信念」に米賛辞「自らの実力で立ち直った」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は11日、女子フリーでショートプログラム(SP)1位の世界女王、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が合計224.39点で優勝。初戦ロシア大会に続く連勝でGPファイナル出場を決めた。珍しく転倒しながら立て直した女王の強さに対し、海外メディアは「自らの実力で立ち直り、巻き返した」と称賛している。
NHK杯V、冒頭で転倒も巻き返す“心の強さ”「一番大事な目標は常にベスト出し切ること」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は11日、女子フリーでショートプログラム(SP)1位の世界女王、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が合計224.39点で優勝。初戦ロシア大会に続く連勝でGPファイナル出場を決めた。珍しく転倒しながら立て直した女王の強さに対し、海外メディアは「自らの実力で立ち直り、巻き返した」と称賛している。
女王は転んでも、心まで転ばない。メドベージェワは冒頭の連続ジャンプの1本目で転倒。続く3回転も着氷が乱れた。ミスの少ない選手が、しかも最初のジャンプでミスをすれば、動揺してもおかしくない。しかし、17歳は落ち着いていた。演技の経過とともに本来の滑りを取り戻し、ファンを魅了。後半はしっかりとまとめ、終わってみれば、2位に12点差で逃げ切ってみせた。
米スケート専門メディア「icenetwork」は「いきなりのジャンプで転倒するという予期せぬ不安定なスタートを切ることになった」と冒頭を振り返りながら、「しかし、2度頂点に立った世界王者はその後、自らの実力で立ち直り、巻き返してみせた」と“心の強さ”に賛辞を送っている。