大坂なおみと決勝へ 元世界1位アザレンカが最大警戒「彼女はパワフルで素晴らしい」
テニスの4大大会・全米オープンは10日(日本時間11日)、女子シングルス準決勝で世界ランク27位ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が同8位セリーナ・ウィリアムズ(米国)に1-6、6-3、6-3で逆転勝ちを収めた。12日(同13日)の決勝では、2年ぶり大会2勝目を狙う同9位・大坂なおみ(日清食品)と激突する。
アザレンカがセリーナとの激闘制す
テニスの4大大会・全米オープンは10日(日本時間11日)、女子シングルス準決勝で世界ランク27位ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が同8位セリーナ・ウィリアムズ(米国)に1-6、6-3、6-3で逆転勝ちを収めた。12日(同13日)の決勝では、2年ぶり大会2勝目を狙う同9位・大坂なおみ(日清食品)と激突する。
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アザレンカは過去4勝18敗と大きく負け越すセリーナに圧倒され、第1セットを失った。しかし、第2セットから左右に揺さぶるなど粘りを見せて取り返した。ショットを打つごとに雄叫びを上げるセリーナは、第3セットに左足首付近を痛めるなど苦戦。いら立ちを見せる相手に対し、アザレンカは冷静なプレーでフルセットの試合を制した。
この試合の前には、大坂が同41位ジェニファー・ブレイディ(米国)を7-6、3-6、6-3で破り、優勝した2018年以来、2年ぶりの決勝進出を決めていた。
4大大会通算2勝で22歳の大坂は、同2勝で31歳のアザレンカと過去2勝1敗。ベラルーシ人初の世界ランク1位にも輝いたアザレンカはシングルスで12、13年全豪オープン連覇。全米オープンは12、13年に決勝に進んだが、優勝はない。3度目の決勝で大坂と対戦となる。
試合後はオンコートインタビューに臨み「(決勝は)7年ぶりですか。大好きな番号です。こうなるべきだったのね。この機会にとても感謝している。素晴らしい準決勝ができて嬉しい。彼女(セリーナ)はベストプレーヤー。(メジャーでセリーナに初勝利だが)次は勝つと思っていた。試合は最後まで何が起こるかわからない」と振り返った。
出産を経てコートに復帰した31歳。「女性が自分の夢を追い続けることができる励みになれば。人生にはいろんなことができる。私は母親と同時にテニス選手。全世界のお母さん、やれることを頑張ればできると信じてください」とアピールした。さらに決勝の大坂について「彼女とプレーするのは先週実現しなかったので待ち遠しい。彼女はパワフルで素晴らしいラリーができる。楽しんでプレーしたい」とコメントした。
前週のウエスタン&サザン・オープンは決勝で対戦予定だったが、大坂が負傷で棄権していた。
(THE ANSWER編集部)