[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

17歳で引退決断パネンコワ かつて明かした体重管理の苦悩「痩せない時はサラダだけ」

フィギュアスケートの17歳ダリア・パネンコワ(ロシア)が競技から引退することを自身のインスタグラムで明かした。アリーナ・ザギトワ、紀平梨花と同じ2002年生まれ、ジュニア時代は天才少女として注目された逸材の決断。ここ18-19年シーズン途中以降、競技会から遠ざかっていたが、スランプに陥っていた当時、自身の体重管理で悩みを打ち明けていた。

ダリア・パネンコワ【写真:Getty Images】
ダリア・パネンコワ【写真:Getty Images】

「天才少女」と言われた17歳、スランプ当時に語った心境「変わる体重に慣れない」

 フィギュアスケートの17歳ダリア・パネンコワ(ロシア)が競技から引退することを自身のインスタグラムで明かした。アリーナ・ザギトワ、紀平梨花と同じ2002年生まれ、ジュニア時代は天才少女として注目された逸材の決断。ここ18-19年シーズン途中以降、競技会から遠ざかっていたが、スランプに陥っていた当時、自身の体重管理で悩みを打ち明けていた。

 パネンコワは2日に自身のインスタグラムを更新。自身のSNSに様々な思い出が詰まった映像を投稿するとともに「私は、すでに多くの人々が推察していたと思いますが、今、確信を持って言います。私のフィギュアスケートにおけるキャリアは終わりに近づきました、私はこの決断に関して長い間考えていました」と現役から退くことを明かした。

「すでに多くの人々が推察していた」と語った通り、近年は競技会に出場していなかった。かつてはザギトワらと同じくエテリ・トゥトベリーゼ氏に師事。2017年のジュニアGPシリーズではラトビア大会で紀平らを抑えて優勝し、ポーランド大会でもアリョーナ・コストルナヤに次ぐ2位に。ジュニアGPファイナルにも出場するなど、世代トップクラスの逸材だった。

 ただ、2018-19年シーズンに転向したシニアでは苦戦が続き、18年12月のロシア選手権が最後の公式戦となった。当時、打ち明けていたのが、自身の体重管理の問題。同年11月にロシアメディア「R-sport」のインタビューで明かしたところによると、「(状態が)不安定になったことに、とても強く心配しています。正直言うと、この先何が起こるかわかりません」と当時の心境を吐露していた。

 その上で、一番の要因について言及。「今季は体重は増えたり減ったりしています。変わりゆくその時々の体重に慣れることができません。これが不安定さの主な理由です」と打ち明けた。「痩せなかった時は例えば、サラダと鶏肉入りご飯を食べていました。さらに余分なカロリーを省く必要があった時はサラダだけ。朝食は以前はおかゆとリンゴを食べていましたが、今は何か一つだけです」と過酷な食事制限も明かしていた。

 幼少期から痩せにくく、体重管理には苦しんできたという。今回、引退の直接的な原因には触れていなものの、近年のフィギュア界は4回転ジャンプを跳び、活躍する選手が増える時代に突入していた。今後はコーチを目指すとの気持ちを明かした今回の投稿には「パワーと健康と成功を。そしてすべてがいい方向にいきますように。幸運を、可愛いダーシャ、すべてをありがとう」などと母国のファンから労いが相次いでいた。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集