笹生優花、19歳で圧倒的な理由 重圧無視する“自分への集中力”「相手意識しない」
とんでもない19歳、話せる言語は“5か国”
“女ウッズ”の異名がつくなど力強いスイングや技術に加え、メンタル面でも経験豊富な19歳。強さの裏には、すでに世界で戦ってきた背景がある。5歳から日本で暮らし、フィリピンに戻った8歳から父の影響でゴルフを始めた。日本と比べて練習費用も低く抑えられる環境で努力を積み、すでに世界16か国の大会でプレー。今大会は雨風で苦戦する選手が多かったが、笹生は海沿いの難しい地形をしたリンクスコースも経験してきた。
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「イギリスやオーストラリア、ニュージーランドにも行ったことがあるので、風が強いコースは経験しています。オーストラリアはリンクスっぽいコースもあって、ジュニアの時にやっている。イギリスもアマチュアの時に回りました」
開幕から5位、優勝、優勝と大躍進。優勝争いは緊張しないわけでないというが「体が固まるので、感覚を信じてやっています」と確かな技術に自信も持って打つ。この日のデッドヒートにも「相手を意識するのではなく、自分がどのプレーをしたいか、どのスコアであがりたいかに集中している。毎ホール、バーディーを獲りに行ってます。でも、獲れない時もあるじゃないですか。そういう時は『この時はパーでいい』『ボギーでいい』というふうに考えます」と明かした。
将来の夢は「世界一」と語る新星。まだ開幕したばかりだが、今季3戦2勝で圧倒的な力を見せている。すでに日本語、英語、フィリピン語に加え「韓国語、タイ語も。この2つはほんの少しです」と語学も堪能だ。とんでもない19歳が現れた。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)