遅すぎて手が出ない!? 200勝右腕の87km“超遅球”に米困惑「打者の気持ち想像して…」
米大リーグ、アストロズのザック・グリンキー投手が23日(日本時間24日)のパドレス戦に先発。6回4安打3失点、4奪三振の好投も勝敗はつかなかったが、大胆に披露した54マイル(約86.9キロ)の“超遅球”が注目を集めている。MLBが動画を公開すると、「いやらしいボール」「打者の気持ちを想像してみて」とファンに笑撃が広がっている。
グリンキーの“技あり遅球”にMLB注目
米大リーグ、アストロズのザック・グリンキー投手が23日(日本時間24日)のパドレス戦に先発。6回4安打3失点、4奪三振の好投も勝敗はつかなかったが、大胆に披露した54マイル(約86.9キロ)の“超遅球”が注目を集めている。MLBが動画を公開すると、「いやらしいボール」「打者の気持ちを想像してみて」とファンに笑撃が広がっている。
36歳のベテラン右腕グリンキーが老獪な投球であっと驚かせた。3回だ。2死走者なしの場面、左打者グリシャムに対してのカウント1-1からの3球目。右腕から放たれた白球はふわりと山なりに弧を描きながら内角高めへ。気の抜けたような遅球にタイミングを崩された打者は呆然と見送るだけ。見事にストライクをとった。
スローカーブの球速はなんと54マイル。打者も思わず苦笑いだ。MLBは公式インスタグラムに「スローボール!」とつづり、実際のシーンを捉えた動画を公開。技ありの“超遅球”にファンからは「スピードガンさえ必要ない、砂時計で十分だ」「あんな球を投げられる打者の気持ちを想像してみてよ」「いやらしいボールだ」「なんだってーーーー(笑)」「この試合で最高の1球」などと笑撃の声が相次いでいた。
昨季まで通算205勝、最優秀防御率のタイトルを2度獲得しているグリンキー。この直後の4球目には、89マイル(約143.2キロ)の速球を外角低めいっぱいに投げ込み見事に三振を奪った。その差、実に35マイル(約56キロ)。緩急自在の投球は、今季も打者を困らせそうだ。
(THE ANSWER編集部)