桐生祥秀に完敗 6位多田修平「凄く置いていかれた」8位小池祐貴「いい所がなかった」
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が23日、東京五輪会場となる国立競技場にて無観客で行われ、男子100メートル決勝は桐生祥秀(日本生命)が10秒14で優勝した。多田修平(住友電工)は10秒37の6位、小池祐貴(ともに住友電工)は10秒53の8位。レース後はオンラインで会見した。
国立競技場でセイコーGGP開催
陸上のセイコーゴールデングランプリ(GGP)が23日、東京五輪会場となる国立競技場にて無観客で行われ、男子100メートル決勝は桐生祥秀(日本生命)が10秒14で優勝した。多田修平(住友電工)は10秒37の6位、小池祐貴(ともに住友電工)は10秒53の8位。レース後はオンラインで会見した。
桐生に及ばなかった。序盤のわずかな出遅れを取り戻せなかった多田は「アップの時は調子がいいかなと思っていて、いざ試合だとかみ合わない部分があった。10秒30台の後半でまだまだ練習量が足りないと思いました」とコメント。後半も巻き返せず「力んでしまった部分もあった。しかも、僕の持ち味のスタートから凄く置いていかれた感じがあったので、そこをまず取り戻さないといけないと感じました」と淡々と話した。
桐生に並ぶ日本歴代2位9秒98の記録を持つ小池は、序盤から大きく出遅れ。差をつけられ、9人中8位となった。スタートの反応時間0秒151は決勝最下位。「思った以上に体が軽くて地面を押せなかった。あまりいいところがなかった」と肩を落とし、「練習ではフォーム的なところはできていた。(10月の)日本選手権に向けてレースを何本か重ねて、レース勘を戻していければ」と先を見据えた。
昨年11月に完成した国立競技場で本格的な陸上競技会が行われるのは初めて。新型コロナウイルスの感染拡大後のトラック・フィールド種目では初の全国規模の大会となり、東京五輪代表を争う豪華メンバーが揃った中で激戦が繰り広げられた。
(THE ANSWER編集部)