100m豪華メンバーが激突 “国立初戦”へ、桐生祥秀「元気が出るような走りをしたい」
陸上のセイコーゴールデングランプリが23日、東京五輪でも会場となる東京・国立競技場にて無観客で開催される。新型コロナウイルスの感染拡大後、トラック・フィールド種目では初の全国規模の大会。22日には注目選手がオンラインで会見した。
23日セイコーゴールデングランプリへ前日会見
陸上のセイコーゴールデングランプリが23日、東京五輪でも会場となる東京・国立競技場にて無観客で開催される。新型コロナウイルスの感染拡大後、トラック・フィールド種目では初の全国規模の大会。22日には注目選手がオンラインで会見した。
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男子100メートルでは、東京五輪の出場権を争う豪華メンバーが揃った。ともに日本歴代2位の9秒98の自己記録を持つ桐生祥秀(日本生命)と小池祐貴(住友電工)のほか、3大会連続の五輪代表を目指す山縣亮太(セイコー)、実力者のケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、多田修平(住友電工)らがエントリー。昨年11月に完成した会場は、来年の東京五輪会場となる聖地だ。
国立で公式レースに挑むのは初めてのメンバー。この日は桐生、山縣、多田、ケンブリッジがオンラインで会見。桐生は「今シーズンあと何本走れるかわからないので、しっかり一本、一本走りたいし、こういう時だからこそ元気が出るような走りをしたい。去年から課題にしていたトップスピードを目標にしてきたので、それを意識しながら走りたい」とコメントした。
今季初戦となった1日の北麓スプリント(山梨)で10秒04をマーク。サニブラウン・ハキームの持つ日本記録9秒97の更新を見据えている。国立を走ることに対し「旧国立は思い出がないので、この国立で思い出に残るような試合にしたい。このメンバーで優勝するのはタイムが必要になるけど、タイムを気にせず優勝を目指したい」と語った。
昨季、肺気胸や右足首靱帯損傷などに苦しんだ山縣は、約1年ぶりの復帰戦となる。「次につながるレースができれば。サブグラウンドからの流れとかを主に確認して、五輪のイメージトレーニングにしたい。去年のセイコーゴールデングランプリが10秒11だったのでそれを上回るタイムを出したい」と意気込んだ。
多田は「シーズン序盤はあまりいい結果ではなかった。明日はもちろん優勝を目指したい。前回のレースは全体を通して力が入っていた。集中してリラックスして走りたい。レースで走るのは初めて。どんな反発があるか、アップから確認しつつ走れれば」とコメント。ケンブリッジは「改めて競技場の雰囲気を感じて、来年に向けていいイメージで終われたら。自己ベストの10秒0台で走れたら」と話した。
(THE ANSWER編集部)