ボルトはなぜ世界最速にこだわるのか 海外メディアに語った“情熱”とは
前人未到の3種目3連覇へ「金メダルを一つも失うことはないだろう」
「僕は最高のランナーになりたいんじゃない。最も偉大なランナーになりたいんだ。最も偉大な存在であり続けるには勝ち続けるしかない。それが更なる進化に対する欲望になっているんだ。優勝するために努力することはいつも楽しみなんだ。この競技には僕の勝利が必要なんだ」
そう語っているボルト。強気を姿勢を貫く一方で、先月のジャマイカ選手権では左太もも裏を負傷して100メートル決勝を棄権した。それでも五輪出場切符を得た男はその後の治療で復活を確信しているという。
「ドクターの診断を受けなければいけなかった。長旅と練習を強いられたけれど、今はいい気持ちだ。何の問題もなく、走ることができている。リオでは完璧なコンディションで臨めるだろう」
記事のよると、100パーセントの復調を予告したボルトはこう言い切っている。
「僕は金メダルを一つも失うことはないだろう」
前人未到の3種目3連覇を力強く宣言した最速スプリンター。果たしてその言葉は現実のものとなるだろうか。
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images