露の美人女王 男子シンクロの“五輪入りの声”に指摘「まだそのレベルにはない」
男子は発展途上と指摘「五輪のような大会で学生レベルの演技を見ても…」
競技に打ち込んできた女子選手の立場を守るべきだと声を大にしている。また日本の男子AS選手の先駆者で2019年に引退を表明した安部篤史氏らの名前も出しつつ、主張を続けている。
「ビル・メイや世界水泳選手権銅メダリストのアツシ・アベなど、何人かの男子トップ選手はすでに引退しています。ミックスデュエットにおいて、実力のある選手はそれほど多くないのです。2019年の世界選手権のミックスデュエットと女子デュエットのスコアを比べれば、そこに大きな差があることが分かるでしょう。現状、女子シンクロに比べ男子のレベルは明らかに低いのです。だから五輪について話すのは時期尚早なのです」
五輪種目に加えるには今後、議論が必要だと持論を展開している。
「反対している訳ではありませんよ。私はただシンクロ界を初等レベルに落としたくないだけです。五輪のような大会で学生レベルの演技を見てもあまり面白くないんじゃないでしょうか」とも強調したロマシナ。長きにわたりAS界のトップを走り続けた女王のプライドが垣間見えた。
(THE ANSWER編集部)