本田圭佑、111文字の“育成論” 「『ミスするな』と言えば高確率でミスをする」
サッカー・メキシコリーグ1部・パチューカのFW本田圭佑がツイッターを更新。ミスがつきものであるスポーツ界において、いかにしてそれを減らすのか。自分なりのアプローチ法を提示し、“育成”について持論を展開している。
ツイッターで持論 「どうやったら上手くできるかを意識させることができれば…」
サッカー・メキシコリーグ1部・パチューカのFW本田圭佑がツイッターを更新。ミスがつきものであるスポーツ界において、いかにしてそれを減らすのか。自分なりのアプローチ法を提示し、“育成”について持論を展開している。
本田は4日に自身のツイッターを更新。「『ミスをするな』と言えば高確率でミスをするように人の脳はできてる。」と、投稿の書き出しでミスについてつづり、「ミスを意識させるのではなくて、どうやったら上手くできるかを意識させることができれば、自ずとミスは減る。」と続けた。
サッカーはミスするスポーツとも言われる。例えば、シュートにおいてはその半分以上が外れて「失敗=ミス」に当たるのが実情だ。しかし、「ミスをするな」と言ってミスの自覚を持たせるのではなく、“逆転の発想”でいかにして上手くなるかを考えれば、上達して自然とミスは減るというのが本田の意図だろう。
さらに、本田は現状にサッカー界について思うところがあるようで、「それを理解してる指導者が世界にはどれだけ少ないことか。」と記して投稿を締めくくっている。
本田はパチューカ移籍後初の公式戦2試合連続ゴールを挙げた一方で、11月に欧州遠征でブラジル代表、ベルギー代表と戦うハリルジャパンからは選外。ロシア・ワールドカップに向けて苦しい立場にいるが、そんな時にこそ発した“本田らしい”メッセージは多くの人々の参考になるはずだ。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer