なぜコストルナヤは移籍した? 重鎮タラソワ氏が指摘「少女たちは今、探しています」
競技への集中を要望「これらの混乱が原因で五輪で負けるの見たくない」
このように複数の選手が一緒に練習することの難しさを語り、今回のコストルナヤの移籍を巡る背景には有力選手がトゥトベリーゼ氏のもとに集中していたことがあったと見ている様子。「私は、別な風にそれを説明することはできません。そうであったし、そうであるし、これからもそうでしょう」とも語ったという。
加えて、「コストルナヤが3回転アクセルを習得したのはセルゲイ・ロザノフ氏のおかげで、今回彼女は彼の後を追ったという説があります」とも質問を受けた。ロザノフ氏は今オフにトルソワが移籍した際、一緒にプルシェンコ氏のアカデミーに加わった人物だったが、タラソワ氏はこう語ったという。
「ロザノフ氏はトゥトベリーゼ氏とセルゲイ・ドゥダコフ氏が育てました。トゥトベリーゼ氏たちは彼を自分たちのもとに入れ、彼は数年にわたって絶対的な信頼のもと、彼女たちと仕事をしました。でもこうなってしまった。今、どこがうまくいくか見守りましょう。私はまずみんなの健康と忍耐を願います。なぜならそういったものにさらに耐える必要があるからです」
さらに「私たちの少女がこれらの混乱が原因で、五輪で負けるのを見たくはありません。なぜなら負けるかもしれない強い相手がいますから」と移籍した以上はそれぞれの環境で集中し、結果を出すことを望んだ。昨シーズンはGPシリーズ、ファイナル、欧州選手権と国際舞台で無敗を誇った16歳。新天地での活躍を見守りたい。
(THE ANSWER編集部)