14連続1回KOの米新星 “62秒殺劇”の23歳は自画自賛「連続KOはかっこいいが…」
ボクシングのスーパーミドル級の新星、エドガー・バーランガ(米国)が21日(日本時間22日)、米興行大手トップランク社の興行に登場。エリック・ムーン(米国)を62秒でマットに沈め、デビューからの連続1ラウンドKOを14に伸ばした。将来が嘱望される23歳は試合後、「自分は精確なファイター」「まだまだ成長できる」と充実感を口にしている。
62秒KOのバーランガ「自分は精確なファイターだ」
ボクシングのスーパーミドル級の新星、エドガー・バーランガ(米国)が21日(日本時間22日)、米興行大手トップランク社の興行に登場。エリック・ムーン(米国)を62秒でマットに沈め、デビューからの連続1ラウンドKOを14に伸ばした。将来が嘱望される23歳は試合後、「自分は精確なファイター」「まだまだ成長できる」と充実感を口にしている。
23歳の新星が豪快に倒した。開始早々、圧力をかけてロープ際に追い詰めるバーランガ。ガードを固めるムーンに対し、お構いなしに強打を振るった。左右のボディーを放ち、さらにガードの上から右フックをぶつける。
ガードの上からでも効かせた様子で、わずかにブロックする左腕が下がったところを見逃さず、右のフックを顔面に再びお見舞い。崩れ落ちるムーン。立とうとするが、足元がおぼつかない。そのまま前に転がってしまった。レフェリーはすぐに試合をストップ。バーランガの強打が際立つ、62秒TKOだった。
見事な秒殺KO劇を伝えているのは、米スポーツ専門局「ESPN」だ。「エドガー・バーランガ、スーパーミドル級で驚異の連続KO勝ち」との見出しで報じ、本人のコメントを伝えている。
バーランガは試合後、「自分は精確なファイターだ。何でもかんでもやるわけではない。たくさんのスキルと身のこなしを身につけている。そして寸分違わないショットがある」と自画自賛。さらには「あと2、3試合やれば(評価も)急上昇だろう。誰もが自分のスキルを見ることになる」と続けている。
2016年4月のプロデビューから14戦目。最短では41秒KOも記録したこともあるバーランガ。強敵との対戦こそまだないものの、「この試合はさらなるステップアップになった。ボクサーとしてまだまだ成長できる。パワーはあるが、バランスの取れたボクサーであることを示したいんだ。連続KOはかっこいいが、自分にとってはファーストラウンドKOよりも大事なものがある」と先を見据えている。
カネロことサウル・アルバレス(メキシコ)らが王者に君臨するスーパーミドル級。トップクラスの世界ランカーとの激突が楽しみだ。
(THE ANSWER編集部)