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20歳ソツコワ引退の理由 伸び悩んだ平昌五輪後の苦悩「私の心は引き裂かれている」

フィギュアスケートで平昌五輪8位だった20歳のマリア・ソツコワ(ロシア)が8日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。心身両面で抱えた苦悩、引退理由を長文で記している。

マリア・ソツコワ【写真:Getty Images】
マリア・ソツコワ【写真:Getty Images】

フィギュアスケート平昌五輪8位のソツコワ、インスタで心境吐露

 フィギュアスケートで平昌五輪8位だった20歳のマリア・ソツコワ(ロシア)が8日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。心身両面で抱えた苦悩、引退理由を長文で記している。

 16~17年シーズンからシニアに転向したソツコワは、平昌五輪前のロシア選手権で2位となり、アリーナ・ザギトワやエフゲニア・メドベージェワとともに五輪出場権を獲得。ショートプログラム(SP)で12位となり、8位入賞だった。

 インスタグラムでは「すべてにいつか終わりが来ます! 私の道はいばらの道でした。でも、とても面白くて彩り豊かだった。私にはとても良いコーチたちがいました、みんなユニークで私の好きなコーチたち。私は大きくて仲のいいチームで練習できて幸運でした」と周囲の支えに感謝。そして伸び悩んだ平昌五輪以降についてこう記した。

「平昌五輪の後、私にとってうまくいかないシーズンが続きました。でも、私はこれは自分が乗り越えることができる一時的な困難であると知っていました。まだ自分のすべてのポテンシャルを発揮できていないことを分かりながら、私は闘っていました。私はいつも誠実な愛を込めて自分がやってきたすべてことに向き合ってきました。しかし、ゆっくりと私の信心を打ち砕き、それほどの通り抜けられない障害を置いてきた状況があります。そしてこれで終わりだという意識になりました。私の現役生活の終わりです」

 思うように進まないなかで心と体の両面でうまくいかなかったことなども説明している。さらに「長く複雑なセラピストとの相談でさえ、あまり私を助けることはできなかった。悩みが続いていた結果、健康面においての問題が始まりましたので、私にとってそういった難しい決断に至りました」としている。

 優雅な演技で魅了したスケーター。最後に「1回の投稿では私にとって重要なことすべてを言うことはできません。私の心は引き裂かれています。目から涙を流して今までの人生を思い出しています。今、私の心にあるものを表すにはどんな言葉を使っても足りません」とつづっている。

(THE ANSWER編集部)

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