コロナに感染した選手へ「無事を祈る」ともツイートに記す

　男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ（セルビア）は23日、新型コロナウイルス（COVID-19）の陽性反応を示したことをツイッターなどで発表した。自身が主催したチャリティー大会「アドリア・ツアー」で複数の感染者を出し、多くの非難を浴びている同選手について、ニック・キリオス（オーストラリア）は自身のツイッターを更新。ジョコビッチがナイトクラブで踊る動画をリツイートし、皮肉を綴っている。

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　上半身裸で男たちが踊っているナイトクラブ。社会的距離が取れているとは言い難い中、ジョコビッチも黒いTシャツ姿で音楽に合わせ踊っている。ステージ上ではポールダンスに興じるほか、歌声も披露。共に居合わせた誰に感染させていてもおかしくない距離感だ。

　キリオスは、メキシコのジャーナリスト、ヤーノシーク・ガルシア氏がツイッターで公開したジョコビッチの“ナイトクラブ動画”をリツイートする形で反応。「新型コロナウイルスに感染した全ての選手の無事を祈る。そして、もう私のやることに対して、『無責任だ』とか、『愚かだ』とか言わないでくれ。そりゃ勲章ものだ」と皮肉交じりにつづっている。

　英紙「ザ・サン」は、キリオスのツイートについて「アドリア・ツアーで新型コロナウイルス陽性反応が出たノバク・ジョコビッチに対して、ニック・キリオスが『愚か』と批判」と見出しを打って紹介している。

　記事では「今週の初め、キリオスはジョコビッチのトーナメントを開催するという決断に対して、『ボーンヘッド（間抜け）』とも呟いていた」と、以前からジョコビッチ主催の大会に対して批判的な目を向けていたことも紹介している。