ロシアフィギュア界に潜む問題点 英出身選手が指摘「コーチが選手の限界を知らない」
厳しい練習が実力アップに繋がるが「問題は子供たちがそれに耐えてしまう」
10代前半からシニアで活躍する選手を次々と輩出するロシア。世間から見れば、まだ子供であるがゆえ、コーチの舵取りが必要になってくるようだ。しかし、ザホースキは問題点にも触れている。
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「コーチは選手に限界を超えた練習を課してしまうことがあるのです。しかし、問題は子供たちがそれに耐えてしまうということです。体が若いことで、怪我から回復する時間が早いのです。それによってコーチはもっと練習を課してしまい、疲れる前にどんどん運動をしてしまうのです。
ロシアが直面する問題点は、コーチが選手の限界点を知らないことがある、ということです。コーチは選手には限界点があることを理解し、それを尊重することが必要となってきます」
オーバーワークを指摘したザホースキ。記事によると、複数の専門家によってロシアのフィギュアスケートの育成環境は「チャンピオン製造工場」と言われているという。これに対し「ザホースキはコーチの存在がロシアの選手をより強くしていると話した。それはコーチが真のチャンピオンの生み出し方を知っているからだという」と説明している。
課題はあるが、ロシア勢の躍進には指導者の存在が大きいようだ。
(THE ANSWER編集部)