移籍トルソワに「『裏切り者』は言い過ぎ」 英出身25歳が「当たり前の行為」と擁護
フィギュアスケートのアイスダンス選手、ティファニー・ザホースキが、アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)の移籍について「裏切り者というのは少し言い過ぎ」と語っている。ロシアメディアが報じている。
ロシア国内の一部から批判を浴びたトルソワ、アイスダンス選手が持論展開
フィギュアスケートのアイスダンス選手、ティファニー・ザホースキが、アレクサンドラ・トルソワ(ロシア)の移籍について「裏切り者というのは少し言い過ぎ」と語っている。ロシアメディアが報じている。
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トルソワはコーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏の下を離れ、エフゲニー・プルシェンコ氏に師事することになり、ロシア国内で話題となった。これについてザホースキの言葉を紹介したのは、ロシア放送局「ロシアトゥデー」だった。
英国出身のザホースキは、フランス、ロシアとカップルを組む相手の国の所属で大会に出場。ロシア国籍を取得し、土地ごとのフィギュアスケート界の現状を知るようだ。独占取材の様子を伝えた記事では「国を代表して、チャンピオンを育てるためのコーチには何が必要かという鋭い意見を語った」としている。ザホースキが感じたロシア国内の環境をこう紹介している。
「ロシアの人々は、アスリートに対して最大限のリスペクトを持って接してくれます。その中でもフィギュアスケート選手は最も尊敬されている職業です。またロシアはフィギュアスケート強豪国であるので、国内の競争レベルが極めて高いです。したがって、国際大会に出場すると、私たちは最高の結果を残せるのです」
ここから話題はトルソワについて。記事では「トルソワが長年指導を受けてきたエテリ・トゥトベリーゼコーチから移籍したことについて、ロシアでは幅広く議論された。何人かの専門家は彼女のことを『裏切り者』とさえ呼んだ」と記されている。そしてこう付け加えた。
「選手とコーチの関係性の話になったとき、ザホースキはコーチを変更することが『デリケート』な問題であることを強調した。それは選手とコーチの両方が心を痛めるものであるが、選手全員に移籍する権利があるということも強調した」