ファンに子供に… ロシアでも愛された羽生結弦 客席に18文字の日本語メッセージ
客席に掲げられた18文字のメッセージ…ロシアを愛し、ロシアに愛された世界王者
そして、客席でも象徴的なシーンがあった。「結弦!オリンピックシーズンの大勝利を」と1メートル四方はあろうかという巨大な大きさに1枚ずつ記し、会場のどこから見てもわかる18文字のメッセージが掲げられていた。無数の日の丸が揺れる中、手に持っていたのはロシアとみられるファンが多数を占めていた。
日本でも熱狂的な人気を誇っているが、遠くロシアの地でも愛されている羽生。それは、世界王者として実力が認められていることの証しでもある。
「自分にとって初となるグランプリシリーズ優勝を勝ち取ったのが、まさにここでした。なので、良い思い出を持っているんです」
SP後にはこう語ったことが米メディアに報じられていた。ロシアを愛し、ロシアに愛された22歳。GPシリーズ初戦で得た力を進化の原動力に変え、絶対王者はさらに世界のファンを魅了していく。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer