“日陰の28歳”が掴んだ歓喜 ド軍ラッキーボーイの“スーパーVキャッチ”に米熱狂
「ザ・ファイナルアウト」は“日陰の男”の美技だった――。米大リーグのリーグ優勝決定シリーズ第5戦は19日(日本時間20日)、ドジャースが敵地カブス戦で11-1と大勝。対戦成績4勝1敗でリーグ優勝を飾り、29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。
今季わずか15試合のカルバーソン、弾丸ライナーを「ザ・ファイナルアウト」を好捕
「ザ・ファイナルアウト」は“日陰の男”の美技だった――。米大リーグのリーグ優勝決定シリーズ第5戦は19日(日本時間20日)、ドジャースが敵地カブス戦で11-1と大勝。対戦成績4勝1敗でリーグ優勝を飾り、29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。最後は遊撃手のチャーリー・カルバーソンが弾丸ライナーを滑り込み好捕。美しき“スーパーVキャッチ”の瞬間をドジャースの球団公式ツイッターが動画付きで紹介し、熱狂を呼んでいる。
この夜、最も全米で観られるシーンとなっただろう。そんな場面を最高の美技で決めた。
11-1で大量リードして迎えた9回2死。リーグ優勝までアウト1つ、ファンが総立ちとなって見守る中、守護神ジャンセンはカウント1-1から渾身の直球を投げ込んだ。これを5番コントレラスが芯で捉える。痛烈なライナー。二遊間を抜けるかと思われた白球に飛びついたのが、遊撃カルバーソンだった。
今季21本塁打を放っているスラッガーの弾丸のような打球。地を這うように向かってきた白球に抜群の反応でグラブを合わせ、滑り込みながら捕球を試みた。そして、打球の強さに負けることなく、見事にキャッチ。ダイレクト捕球をアピールするように左手のグラブを掲げ、さらに右手でガッツポーズを繰り出した。