歴史に残る「偉大なボクサー」を米特集 現役で唯一「相応しい」と認定された選手は?
ガルシア、ゴロフキン、ウシクらとともに井上の名も
また4階級制覇王者のマイキー・ガルシア(米国)については「とても優秀なファイターだが、彼の戦績の中に名刺代わりの試合が存在しない」。ミドル級世界王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は「試練を迎えるまで偉大に見えた」とそれぞれ指摘している。元クルーザー級4団体統一王者のオレクサンドル・ウシク(ウズベキスタン)はワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)優勝が評価されたが、ヘビー級への転向第1戦は「凡庸」と酷評されている。
WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の名前も、かつてのPFP1位でWBA世界スーパーフライ級王者ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)とともに登場している。
「ナオヤ・イノウエとローマン・“チョコラティート”・ゴンサレスも偉大さの議論の対象となっている。しかし、イノウエは最も注目された試合で、下り坂のノニト・ドネア相手に苦しんだ。そして、ゴンサレスも昇級後、問題を抱えている」と寸評を加えている。
一方、4階級制覇王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)については「誰が偉大と呼ばれるべきか、複雑な問題だが、カネロ・アルバレスはこのリストに入るだろう」と分析している。今後のキャリアの中でボクシング史に残るような輝かしい実績を残す選手が一人でも多くあらわれることを期待したい。
(THE ANSWER編集部)