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無観客ボクシング、ファイトマネー減額でも戦う? 米王者たちの声「それは辛いが…」

「名前を売ることがお金より大事」「辛いが仕方ない。安全なら試合に戻る」

 元WBO世界スーパーバンタム級王者のヘスス・マグダレノ(米国)は7月11日にエニフェリ・ビセンテ(ドミニカ共和国)と対戦することが決まった。ファイトマネー減額を受け入れたマグダレノは「最終的には、我々ボクサーにとって安全なことを為すべきだ」と主張したという。


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「(無観客が)ボクサーにとってより安全と言うのなら、無観客でやるしかない。ファイターが100%安全であることを確かめて、準備をするだけ」。無観客の方針を感染防止の理由から受け入れた一方、減収については「受け入れなければいけないのは辛い。でも、仕方ない。安全なら7月11日に戻るよ」と心境を吐露したという。

 IBF世界スーパーフェザー級王者のジョセフ・ディアス(米国)は「自分にとって、2020年に試合をしないということはありえない。戦いたいし、なるべく早く試合をしたい」と闘志を燃やし、1月に世界王者になったばかりの男はキャリアにおいて、ファイトマネーよりも大事なものがあると語る。

「お金は大事だが、自分の名前を確立することが今一番の目標。今が全盛期だと思っているので、これを当たり前と思わず、すべてを受け入れて、向上していく。ギャラが相応しくなくても、試合をするよ。自分のファイトをして、みんなに自分が何者なのかを示したい。自分のブランド、名前を高める。お金よりずっと大事だからね」

 コロナ禍でのファイトマネーの減額は潔く受け入れる代わりに、ブランド力を高める段階とディアスは割り切っているようだ。一方、WBC世界スーパーミドル級王者のデビッド・べナビデス(米国)は「とても不運なことだが、(減額を)しなければいけないなら、するしかない。無観客試合で興行再開となる可能性については理解している」とコロナ禍の現状を受け入れたという。

 そして、「今年中に幸運にもファイトができれば、自分は嬉しいよ。これだけのことが起きているのだから」と語り、終息を見ないコロナ禍でもリングに立てることは幸運と主張した。まもなくやってくる興行再開。選手によってファイトマネーの減額は受け取り方も様々なようだ。

(THE ANSWER編集部)


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