木村花さんは「いじめの犠牲者」 伊紙もSNSの中傷批判「アンチによりもたらされた」
女子プロレス団体スターダムは、23日に所属選手の木村花さんが死去したことを発表した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」も22歳の死を悼み、「悲劇はアンチの中傷によりもたらされた」と誹謗中傷していたSNSユーザーを批判している。
海外にも広がる波紋「彼女はまだ22歳だった」
女子プロレス団体スターダムは、23日に所属選手の木村花さんが死去したことを発表した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」も22歳の死を悼み、「悲劇はアンチの中傷によりもたらされた」と誹謗中傷していたSNSユーザーを批判している。
各国メディアも木村さんの早過ぎる死を次々と打電する中、イタリアスポーツ界最大のメディア、ガゼッタ紙も注目。「22歳のハナ・キムラが死去。ネット上のいじめによる自殺の疑い」と見出しで報じている。
記事では「彼女はまだ22歳だった。すでにレスラーとして有名だった。Netflixのリアリティショー、テラスハウスに出演していたことも知られていた。日本人、彼女の名前はハナ・キムラ」と伝えている。
死因については現在究明中としつつも、「ネット上でのいじめの犠牲者」と指摘。そして、「数か月に渡り、彼女につきまとっていたアンチの中傷によりこの悲劇は引き起こされた」とし、木村さんを誹謗中傷していたSNSユーザーに厳しい視線を向けている。
また記事では、スターダムのリングに上がった経験のある海外レスラーからの追悼のツイートも紹介。日系米国人レスラーのシュー・ヤンは「私はこれからもあなたを愛し、寂しがるでしょう。私の友人よ、私の小さな妹よ」と発信。英国のジェイミー・ヘイターも「取り乱しています。何と言えばよいのか、何を感じればよいのか、表現できません。ハナ・キムラよ、安らかに。素晴らしい人間でした」と投稿しているという。
(THE ANSWER編集部)