【甦るラグビーW杯】「日本代表のおかげでもう一度、恋に落ちた」 W杯制覇の世界的名将が贈った粋な賛辞
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は史上初の8強入りを果たした日本代表。03年大会でイングランドを優勝に導いた世界的名将は「日本のおかげでラグビーにもう一度、恋に落ちた」と称賛した。
新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―ラグビーW杯の名珍場面を連日回想
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は史上初の8強入りを果たした日本代表。03年大会でイングランドを優勝に導いた世界的名将は「日本のおかげでラグビーにもう一度、恋に落ちた」と称賛した。
アイルランド、スコットランドという「ティア1」の強豪国を破り、1次リーグ4連勝で史上初の8強入りを果たした日本。準々決勝で南アフリカに敗れたが、勇敢な戦いぶりはラグビー界に大きなインパクトをもたらした。その一人がイングランド代表ヘッドコーチとして03年大会優勝に導いたクライブ・ウッドワード氏だった。
英紙「デイリーメール」によると、南アフリカ戦を振り返ったウッドワード氏は「想定通り、南アフリカは素晴らしいテンポを誇る日本のゲーム展開をFWのパワーでシャットアウトした。正直に言おう、スプリングボクスはかなりの快勝だった」と語ったという。しかし、世界的名将は今大会で輝きを放った日本ラグビーへの愛情も明かした。
「我々は日本に感謝することしかできない」と語ったウッドワード氏は「彼らがトーナメントにもたらしてくれたものすべてに。ハンドリングのスキル、パス、そして、スピード。まるでラグビーを初めて見た時のようだった。そして、もう一度、このスポーツに恋に落ちたのだ」と粋な表現で語り、最大級の賛辞を日本に対して与えた。
華麗な連携で海外メディアから「シャンパンラグビー」とも称賛された今大会の日本。ラグビーの母国を代表する名将にとって、もう一度、ラグビーの面白さを再認識させるような戦いだったようだ。
(THE ANSWER編集部)