世界王者チェンが“氷に立てない今”の胸中を吐露「自分の一部が奪われたかのよう」
フィギュアスケートの18、19年世界選手権王者、ネイサン・チェンが米誌「ピープル」のインタビューに登場し、新型コロナウイルス禍の生活について語っている。
米誌「ピープル」のインタビューに登場、世界選手権中止は「とても残念だった」
フィギュアスケートの18、19年世界選手権王者、ネイサン・チェンが米誌「ピープル」のインタビューに登場し、新型コロナウイルス禍の生活について語っている。
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「ネイサン・チェンにとって、フィギュアのない生活への順応は簡単なことではなかったようだ」と紹介された記事では、まず3月にカナダ・モントリオールで予定されていた世界選手権が中止となったことについて、チェンが思いを明かしている。
「とても残念に思いました。世界選手権はシーズンの集大成であり、五輪の次に照準を定めていくものです。五輪のない年においては、当然ながら最高の大会です」
このように大会に対する思い価値を語ったチェン。18年から大会を連覇している21歳は、さらに「自分の大きな一部が奪われてしまったようです。氷上に立てていませんから」とも語った。
トレーニングができない状況に難しさを感じる一方で、「今は体のコンディションを悪化させないようにしています。また、気持ちがスケートから離れないようにすることも意識しています」と話した。
いつ再開になってもいいように準備を整え、女子のマライア・ベル(米国)とトレーニングを積んでいるという。
また、記事ではスケート以外の生活も紹介。今後はイェール大学でのオンライン授業が忙しくなる予定というが、プライベートではハリーポッターの映画を見直したり、読書やピアノの練習をしたりするなどして過ごしているという。
まだ新シーズンの見通しは立っていないが、チェンは今自分にできることに徹し、前を向いているようだ。
(THE ANSWER編集部)