“鉄人”大野均が引退会見「やり残したことはない」 今やりたいのは「娘とのデート」
引退後の希望は新大久保での娘とのデート「そういう時間を大事にしたい」
19年間の現役生活を終えて、後輩たちへは「昨年のW杯を経て、ラグビー選手が注目されている中で、グラウンド内でのパフォーマンスはもちろん、グラウンド外でも人として尊敬される行動、気遣いに努めてほしい。それによってラガーマンの素晴らしさを感じてもらえる。そういう行動をとって欲しい」とメッセージを伝えた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
福島・清陵情報高時代は野球部で、ラグビーを始めたのは日大工学部進学後という異色のキャリア。だがそこから日本代表に上り詰め、比類なきキャリアを積んできた。
ここまで長くプレーを続けられたことに関しては「プレーヤーとして一番大事にしてきたことは激しさ。自分は大学から始めて、パスもキックもへたくそ。何がチームに貢献できるか考えた時に、走ることと激しさだと思った。それを考えた時に自分の中ではシンプルだった。迷っていたらここまで長く現役で続けられたかはわからない。所属したチームは全て魅力的なチームで、このチームで勝ちたいと思った。そういう思いでやってきました」と明かした。
長かった現役生活を終え、大事にしたいのは家族との時間だという。「一個人としては娘が韓流アイドルのファンなので、娘と一緒に新大久保をデートしたいと思っています。これまでは練習だったり、試合だったり、合宿だったり、ゆっくりした時間がとれなかったので、そういう時間を大事にしたいです」と父親としての顔も覗かせた。
■大野 均(おおの・ひとし)
1978年5月6日生まれ、福島県郡山市出身。192センチ、105キロ。清陵情報高では野球部。日大工学部進学後にラグビーを始め、大学卒業後に東芝ブレイブルーパス入り。04年に日本代表初キャップ。2007年から3大会連続でW杯に出場し、代表通算98キャップは歴代最多。ポジションはロック。
(THE ANSWER編集部)