【甦るラグビーW杯】イングランド主将、ハカ奇襲の瞬間の“ニヤリ写真”に海外騒然「今年の一枚だ」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は準決勝でイングランドのオーウェン・ファレル主将がニュージーランド戦の試合前、ハカに対して“奇襲”を仕掛けた際にニヤリと笑った1枚の写真。英公共放送「BBC」が公開し、大きな話題を呼んだ。
新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―準決勝で話題を呼んだファレルの表情
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は準決勝でイングランドのオーウェン・ファレル主将がニュージーランド戦の試合前、ハカに対して“奇襲”を仕掛けた際にニヤリと笑った1枚の写真。英公共放送「BBC」が公開し、大きな話題を呼んだ。
誰もが驚いた“奇襲”。その時、この男だけは笑っていた。オールブラックスが「ハカ」の隊列を組み、リード役が掛け声を上げ始めると、イングランドも動いた。センターライン付近で「V字」陣形を作り、対抗。中心にいた主将のファレルだ。腰で手をやり、「どうだ」と言わんばかりな表情。そして、次の瞬間、口角が上がった。
笑った。確かに、笑った。余裕を醸し出したまま、オールブラックスの出陣の儀式を受けた。その後の波乱を予感させた印象的なシーン。「BBCスポーツ」公式インスタグラムは「オーウェン・ファレルは恐れない」と記した上で、実際の写真を公開。「かかってこい、とでも言っているよう」「今年の一枚」「この不敵な笑み大好き」などと母国のファンに大反響を呼んだ。
反応は他国でも起こった。ニュージーランドメディア「スタッフ」は「オーウェン・ファレルがハカの間に得意げな笑み、英国ファンに火をつける」と見出しを打って特集。V字の陣形を取ったことを紹介した上で「しかし、これが英国ファンを興奮させたのでない。オーウェン・ファレルの得意げな笑みが、そうさせたのだ」とインパクトを伝えた。
また、SNS上で海外ファンから「オーウェン・ファレルの笑みを見た瞬間、イングランドの日だと分かった」との声も上がったことを紹介した。イングランドのノーホイッスルトライから流れを掴んだ一戦。しかし、本当の勝負はファレルの「ニヤリ」から始まっていたのかもしれない。決勝では南アフリカに敗れたものの、大きなインパクトを残した。
(THE ANSWER編集部)