コロナ禍で看護師として奮闘 ロシアの女性ラグビー審判が語る“医療の最前線”
看護師として果たすべき役割は…「私を呼ぶ患者には、落ち着いて話をするように」
ココリナさんはこう前置きしたうえで、自身が果たすべき役割について前向きに語っている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「なるべくパニックを無視するように努めています。私を呼ぶ患者には、落ち着いて話をするようにしています。しかしながら病気のせいで自暴自棄になりそうな患者もいます。ヒステリーは何ももたらしません。自分たちの仕事をこなしていくしかないのです」
看護師としての責任感を滲ませながらも、一方でラグビーに携わる一個人としては複雑な胸中も覗かせている。
「ロックダウンが解除されたら、人々は経済的な問題と向き合うことになります。ラグビーには多くのアマチュア選手がいますが、人々は収入と仕事を失いました。どうしたら試合に行けるのでしょうか? 無観客であれプロの試合が始まったとしても、アマチュアの方は秋以降になるでしょう」
母国の危機に奮闘を続けるココリナさん。今、自分にできることと精いっぱい向き合いながら、新型コロナの終息を願っている。
(THE ANSWER編集部)