ウッズは「転換期」 神様ジョーダンが“同情”「アスリートはそういう時期がある」
NBAの神様ジョーダン氏が語る“SNS時代のスター”の難しさ「時に誤解されやすい」
「彼の絶頂期は私のキャリアも終盤に差し掛かった頃だったが、それはソーシャルメディアが登場した頃でもある。これだけツイッターが一般的になり、プライバシーの垣根がない時代で、自分が(現役を)やっていけたかわからない。純真でいることは時に誤解されやすいんだ」
また、ジャック・ニクラス氏とどちらが史上最高ゴルファーかという論争については「史上最高を決めることなんてできない」と独自の考えを語った。
「私からすれば、そういった話題はPRなどの類にすぎない。彼らは直接対決したこともないし、同じトーナメントや同じ道具を用いてプレーしたわけでもない。誰が優れていて、誰が劣っているなんてことを語るのはフェアではない。共通点を語ったりすることで、彼らがその競技にどれだけのインパクトを与えたり進化させたのかは、ジャッジすることができるけどね」
このように誠実に語ったジョーダン氏。それだけ、友人のウッズを思う気持ちはあるようだ。米スポーツ界を巻き込んで復活に向けた動向が注目されているゴルフ界のレジェンド。一日も早い復帰を期待したい。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer