悪童キリオス、試合途中に棄権のなぜ? 1回戦敗退の真相告白「本当に苦しかった」
過去には暴言や無気力プレーの“前科” 試合後にツイッターで真相を明かすも…
途中棄権という想定外の結末に、英公共放送「BBC」は「ニック・キリオスがタイブレークを落としてリタイア」と特集。「キリオスは第1セットのタイブレークを落とすと試合を終了させ、上海マスターズのコートから立ち去った」と報じた。記事では、前回大会でも2回戦のミーシャ・ズベレフ(ドイツ戦)で審判・観客への暴言や無気力なプレーで、1万6500ドル(約170万円)の罰金と出場停止処分を受けた“前科”があることを紹介している。
キリオスは試合後、自身のツイッターを更新し、事の真相を明かした。
「実はこの24時間、胃腸炎に苦しんでいた。準備を試みるつもりだったが、コート上に立っていた時、本当に苦しかったんだ。それは最初のポイントから明白なものだった。今日の練習で肩も痛めてしまっていて、それはごまかしようのないものだった。最初のセットを落とした時点で、戦いを続けるほど強くはなかった。24時間以上何も口にしていなかったしね」
本人の投稿によれば、“試合放棄”ではなく、胃腸炎と肩の痛みを抱えていて最後まで戦え抜けなかったという。そして、「今日の結末には本心から落胆している」とつづり、ダブルスの出場は状態を見て判断するとしている。