「俺は世界最高のトレーナーになる」 “金の亡者”メイウェザーが心境変化したワケ
指導者としての覚悟「俺は世界最高のトレーナーの1人になる」
「我々はお互いに距離を取らなければいけない時期にあるが、それは自分が人々のためにいかに重要な役割を果たし、彼らの目標達成の手伝いをすべきかということを考える時間になったんだ」
新型コロナウイルスの感染拡大という非常事態で人生を見つめ直した様子のメイウェザーは「本物のトレーナーはファイターの最良の部分を引き出し、能力の最高値まで引き上げることができる。オレはこれまでミットを打つ側だったので、トレーニング指導についてはまだ素人だ」と記し、珍しく謙虚な様子を見せた。
「ミット打ちが素晴らしくても、それだけで偉大なファイターにはなれない。それぞれのベストに到達させ、自分を持たせる手助けをするのが自分の目標になった。周囲に影響をもたらし、ポテンシャルを引き出したい。この隔離期間で、団結とお互いを引き出す重要性を気づかせてくれた」
ボクシング初心者の甥と長男を指導しながら、トレーナーとして成長していく気構えも明かしていたメイウェザーは「俺は世界最高のトレーナーの1人になるだろう。刺激を受けながらも刺激するんだ」と意気込んでいた。
プロモーターとしては、WBAライト級世界王者ガーボンタ・デービス(米国)を手がける「マネー」だが、亡き叔父の遺志を継いで、新たにトレーナーとしても世界の頂点を目指すつもりのようだ。
(THE ANSWER編集部)