本田真凜、「守り」捨てて“シニアの壁”打破へ「自分でもハラハラしたい」
「不撓不屈」で目指す五輪「自分でもハラハラして、演技できる構成を」
シニア初参戦となるGPシリーズでは、第2戦のカナダ大会、第3戦の中国大会に出場する。会見で意気込みを記すコーナーでは「『かっこいい四字熟語』で(携帯で)調べて選んだ」という「不撓不屈」の言葉に込め、決意を語った。
「強い志を持って、諦めないことと(意味には)書かれていた。ミスのない演技をしたいという目標は、自分の立場ではないこと。自分でもハラハラして、緊張感を持って演技できるように構成を高く持っていきたいです」
この日、一緒に登壇した宮原知子、三原舞依、樋口新葉、本郷理華らが、2枠しかない平昌五輪の権利を争うライバルになる。
「ジュニアの時とは違って夢じゃなく、近い目標に変わって(五輪を)ちゃんと考えるようになった。昨日、試合が終わってみて自分に必要な気持ち、足りない気持ちを教わった。早く練習しないといけないなという気持ちになった。五輪はずっと強く思っています」
負けて悔しさを知り、成長のチャンスを掴んだ16歳の視線は、2月の輝く舞台に向いている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer