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コロナ危機で強行開催 UFC代表をボブ・アラムが痛烈批判「人が死んでいる時に…」

新型コロナウイルスの影響で世界的にスポーツイベントの開催が困難となっている中、米国最大の総合格闘技「UFC」は4月18日に無観客で試合を開催する予定としている。注目カードは、世界ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)とトニー・ファーガソン(米国)のビッグマッチ。強行開催について、ボクシングの米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOは「人が死んでいる時に馬鹿げたこと」と痛烈な批判をしている。米メディアが報じてる。

トップランク社のボブ・アラムCEO【写真:Getty Images】
トップランク社のボブ・アラムCEO【写真:Getty Images】

世界的大物プロモーター・米興行大手のボブ・アラムCEO、UFC代表ホワイト氏に苦言

 新型コロナウイルスの影響で世界的にスポーツイベントの開催が困難となっている中、米国最大の総合格闘技「UFC」は4月18日に無観客で試合を開催する予定としている。注目カードは、世界ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)とトニー・ファーガソン(米国)のビッグマッチ。強行開催について、ボクシングの米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOは「人が死んでいる時に馬鹿げたこと」と痛烈な批判をしている。米メディアが報じてる。

 アラム氏のコメントを報じたのは、米専門メディア「ボクシングシーン.com」だった。「アラム氏『UFC249を開催すると主張しているダナ・ホワイトは馬鹿げている』の見出しで記事を掲載。「ボブ・アラム氏は今の人々にとって、ボクシングのスケジュールよりも大事なことがあることを理解している」と続けている。

 当初、UFCはニューヨークのバークレイズ・センターで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で会場を変更。新会場は明らかになっていないが、記事によると、UFC代表のダナ・ホワイト氏は「無観客試合としてUFC249の開催を求めている」という。さらに問題として「ヌルマゴメドフがロシアから出国できず、ダナ・ホワイト氏が代役を探していると報道があった」としている。

 この状況に言葉を発したのが、アラム氏だった。半世紀以上ボクシング興行を手掛けてきた大物プロモーター。同メディアの取材に対し、ホワイト氏への批判的なコメントを発している。

「彼のやろうとしていることが理解できない。人々がどんどん死んでいる状況で、なぜ開催しようとしているんだ。ダナ・ホワイトはイベントをやるべきだという考えを持っている。なぜだ? 何を考えているんだ?」

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