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ネリVSロドリゲスが再浮上 Sバンタム級挑戦者決定戦と英記者報道「WBC会長が確認」

ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)と前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が、WBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で対戦する可能性が浮上した。

ルイス・ネリ(左)とエマヌエル・ロドリゲス【写真:Getty Images】
ルイス・ネリ(左)とエマヌエル・ロドリゲス【写真:Getty Images】

昨年11月にネリの体重超過で試合中止、幻のカードが再浮上

 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)と前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が、WBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で対戦する可能性が浮上した。

 英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者によると、WBCのマウリシオ・スライマン会長が示唆したという。WBC世界同級には、レイ・バルガス(メキシコ)が王者に君臨。同記者はツイッターにこうつづっている。

「WBC会長のマウリシオ・スライマン氏は、レイ・バルガスがネリ―ロドリゲスのスーパーバンタム級挑戦者決定戦の勝者と防衛戦を行うことを確認した」

 ネリとロドリゲスは、昨年11月に予定されていたWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で対戦予定だった。しかし、ネリが前日計量で1ポンド(約450グラム)の体重超過。再計量を行わず、ロドリゲスに金銭交渉を持ちかけたが、拒否されて試合中止に。ネリは今月28日(日本時間29日)に米ラスベガスでWBC世界スーパーバンタム級12位アーロン・アラメダ(メキシコ)との挑戦者決定戦に臨む予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合ができずにいた。

 ロドリゲスは昨年5月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズのバンタム級大会準決勝で井上尚弥(大橋)に2回KO負けを喫し、IBF王座から陥落。再起戦として昨年10月に元WBA世界同級スーパー王者のラウシー・ウォーレン(米国)とWBC挑戦者決定戦に臨むはずだったが、ウォーレンがスパーリング中に右手を負傷して中止に。代わりにネリ戦が組まれたが、メキシコの問題児が体重超過を犯した。

 ネリは体重超過以降、WBCでは世界ランク1位からランク外となったが、WBAの最新ランクでは1階級上のスーパーバンタム級2位に入っている。ロドリゲスはスーパーバンタム級ではランクされていないが、プエルトリコの報道では減量苦で転級する可能性が浮上していた。今後の動向に注目が集まる。

(THE ANSWER編集部)


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