ラグビー日本代表、7月イングランド戦2試合の延期も 英報道「日本遠征は不透明」
新型コロナウイルスで世界的にスポーツイベントの中止や延期が相次ぐ中、ラグビー日本代表が7月に予定しているイングランド代表とのテストマッチが延期になる可能性が浮上している。英紙が報じている。
エディー・ジョーンズHC率いるイングランドとの強化試合、新型コロナ余波
新型コロナウイルスで世界的にスポーツイベントの中止や延期が相次ぐ中、ラグビー日本代表が7月に予定しているイングランド代表とのテストマッチが延期になる可能性が浮上している。英紙が報じている。
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感染症の影響が数か月後にも及ぶかもしれない。7月4日(大分)と11日(兵庫)に予定している日本―イングランド戦のテストマッチ延期の可能性を報じたのは、英紙「デイリーメール」だった。「ラグビー選手協会の最高責任者、日本遠征実施は不透明と発言。新型コロナウイルスの影響による試合日程再編を受け、選手の健康面を考慮」の見出しで報道。記事ではこう記されている。
「ラグビー選手協会の最高責任者であるダミアン・ホープリー氏は、ラグビー協会関係者らに対し、新型コロナウイルスの影響で延期となった試合のスケジュール再編を“常識的に”行うよう強く求めた」
イングランドは、10月末にイタリア戦(ローマ)を含むシックスネイションズ3試合を予定。選手のコンディションへの配慮から、エディ・ジョーンズヘッドコーチ(HC)には慎重な選手のローテーションが求められる事態となっているという。ホープリー氏は現在の状況について「秋にテストマッチが5試合あるというのは報道で知っています。人々にとっては驚きですよね」と語り、こう続けている。
「ただ、エディー・ジョーンズ氏と協会関係者は選手の利益を心から考えています。選手を壊そうなんて考えていません。常識が優先されなければいけません。我々は混乱したスケジュールの中で影響を最小限に食い止めなければならないのです。また、大きな関心事として、日本遠征は現在の状況を考えると実施されるかは不透明です。しかし、皆さんが知っての通り、状況は日々刻々と変わります」
終息の兆しが見えない新型コロナの影響。ジェイミー・ジョセフHCが続投となった日本は、6月27日に新代表初戦となるウェールズ戦(静岡)と予定している。昨秋ワールドカップで準優勝したイングランドとの対戦は実現するのだろうか。
(THE ANSWER編集部)