新型コロナ余波、取材制限に選手戸惑い 八村塁は予防呼びかけ「僕も気を付けたい」
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは10日(日本時間11日)、本拠地でニックスと対戦し、122-115で勝利。復帰以降、15試合連続先発の八村塁は3試合ぶりの2桁得点となる12得点、7リバウンド、2アシスト、2ブロックを記録した。この日は新型コロナウイルス対策の一環としてロッカールームへの立ち入りが制限されてから初めて行われた試合だった。
ロッカールームでの取材を一時的に禁止
米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズは10日(日本時間11日)、本拠地でニックスと対戦し、122-115で勝利。復帰以降、15試合連続先発の八村塁は3試合ぶりの2桁得点となる12得点、7リバウンド、2アシスト、2ブロックを記録した。この日は新型コロナウイルス対策の一環としてロッカールームへの立ち入りが制限されてから初めて行われた試合だった。
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新型コロナウイルス拡大防止に向け、NBAも本格的に動き出した。NBAは9日(同10日)、他の3つの北米プロスポーツリーグとともに新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環として、ロッカールームへの立ち入りを選手と必要最低限のスタッフのみに制限することを合同で発表した。
ウィザーズ本拠地のキャピタル・ワン・アリーナでも対策が実行された。選手たちへの取材は、ホームのウィザーズは会見場で、ビジターのニックスは仮設の会見場で実施。試合前にはウィザーズのスコット・ブルックスヘッドコーチ(HC)も新型コロナウイルスへの対策について聞かれ、「リーグがやりたいと言うことをやるまで。ここ何日間それぞれの安全について考えなければいけなかった。これが最善策。長引かないことを祈るばかり」とリーグへの協力姿勢を示した。
その一方で、普段はロッカールームで取材を受ける選手たちは、会見場での取材に戸惑い気味。ウィザーズのシャバズ・ネイピアーは試合後に会見場で話すことについて聞かれ「少し変な気分だね」と苦笑いしながら答えた。
ブラッドリー・ビールもNBAが講じた対策について「やらなければいけないこと。みんな適応する必要があるし、メディアにとってはいつもと違うだろう。ロッカールームはいつもよりもずっと静かだ」と変化を語った。
試合中に日本人の「八村選手、手洗いうがい気を付けて」というメッセージを見かけたという八村は、「それほど大きなことになっている。僕としても気を付けたいし、皆さんも一人一人が(予防を)やることで違うと思う」と呼びかけた。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)