スターに育てるべく、デュボフ社長がプラン披露

　ボクシングのWBAスーパー＆IBF世界バンタム級王者・井上尚弥（大橋）は、4月25日（日本時間26日）に米ラスベガスでWBO王者ジョンリエル・カシメロ（フィリピン）と3団体統一戦を行う。共同プロモーターの米興行大手トップランク社のトッド・デュボフ社長は「彼はテレビ映えするスタイル」「まるでパッキャオ」と大絶賛している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」電子版が報じている。

　3団体統一に向けて国内での調整を続けている井上を、トップランク社のデュボフ社長は絶賛している。

「彼はテレビ映えするスタイルの持ち主だ。ボクシングの信奉者たちは彼に絶大な評価を与えている。もっと露出を増やすために我々はアメリカに連れて来たいと希望したんだ」

　デュボフ社長はこう語ったという。惑星一のパンチャーとまで称される井上のファイトスタイルは本場米国の視聴者を魅了するだろうと分析している。

　そして、「本質的に、彼はマニー・パッキャオのようだ。両手にダイナマイトを仕込んだアジアからやって来た男。プロジェクトは同様のものになるだろう。対戦相手はパッキャオのように、ヒスパニック系のベースの持ち主になる」と、アジアボクシング界の誇る伝説の6階級制覇王者を比較対象に挙げた。

　マルコ・アントニオ・バレラやファン・ラファエル・マルケスらメキシコの実力者を倒して、名を挙げたパッキャオの栄光ロードを歩むことになると、デュボフ氏は井上の今後の展望について語っている。

「イノウエは真のエネルギーを持つ影響力のある男なんだ」と手放しで評価していたデュボフ氏。本場ラスベガスデビューに注目は高まり続けている。