五輪女王ソトニコワ、23歳で引退決断の理由とは 「フィギュアをやりたい。でも…」
フィギュアスケートのソチ五輪金メダリスト、アデリナ・ソトニコワ(ロシア)が現役引退を表明した。海外メディアが伝えている。ソトニコワはソチ五輪で女子シングルではロシア勢史上初となる金メダルを獲得。6位に終わった15-16年ロシア選手権以来、休養が続いていた。
健康状態の問題により休養が続いていた
フィギュアスケートのソチ五輪金メダリスト、アデリナ・ソトニコワ(ロシア)が現役引退を表明した。海外メディアが伝えている。ソトニコワはソチ五輪で女子シングルではロシア勢史上初となる金メダルを獲得。6位に終わった15-16年ロシア選手権以来、休養が続いていた。
ソトニコワの引退を伝えているのは、米スポーツ専門局「NBCスポーツ」だった。ロシアメディアの報道を引用する形で報じている。
ソトニコワは「公式にプロスポーツからの引退を発表したいと思います。間違いありません。なぜなら今は健康で、幸せでいたいのです」と話しているという。
近年はエフゲニー・プルシェンコ氏に師事し、アイスショーなどではファンの前に姿を見せていたが、23歳で競技からの引退を決断した。
近年は精神的、肉体的な苦難に直面していたことが報じられていた。同局によるとソトニコワはロシアメディアに対し、「私にとってその決断は悲しく、難しいものです。私のファンをこれからも幸せにします。しかしプロとしてではありません。競技を見るときは本当にフィギュアを愛おしいく思い、心が痛いです。フィギュアをやりたいですから。でも残念ながら私の健康状態がそれを許さないのです」と現役続行を諦めた理由を明かしているという。
17歳で五輪の金メダルを獲得。日本にもファンの多い女王は志半ばで、競技の世界からは身を引くこととなった。
(THE ANSWER編集部)