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東京マラソン、車いすの部は海外9人含む12人が出場辞退 新型コロナ懸念で

3月1日に行われる東京マラソンの会見が28日、都内で行われ、主催財団の伊藤静夫理事長らが挨拶した。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、一般ランナーの参加を取りやめてエリートの部のみで開催。異例の大会となり、車いすの部では海外選手9人を含む12人が感染症拡大の影響で出場辞退したことを発表した。

主催財団の伊藤静夫理事長【写真:浜田洋平】
主催財団の伊藤静夫理事長【写真:浜田洋平】

「3・1」東京マラソンはエリートの部約200人で開催、車いすエリート女子は3人で実施

 3月1日に行われる東京マラソンの会見が28日、都内で行われ、主催財団の伊藤静夫理事長らが挨拶した。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、一般ランナーの参加を取りやめてエリートの部のみで開催。異例の大会となり、車いすの部では海外選手9人を含む12人が感染症拡大の影響で出場辞退したことを発表した。

 世界中を騒がせる感染症の影響を受け、次々と競技、イベントの中止や延期が発表されている中、東京マラソンは一般ランナーの参加取りやめてエリートの部約200人で開催するという措置をとって行われる。大会2日前となり、主催者は出場辞退者などを発表。車いすの部では、海外選手9人、国内選手3人が感染症の懸念もあって辞退したという。

 関係者によると「世界的情勢を鑑みて取りやめたとのことです。行きたいと思ってもコーチに止められた選手もいる。自身の判断で出場辞退をした選手もいます」と説明。出場辞退を受け、車いすエリート男子は15人、同女子は3人で行われる。

 会見に出席した伊藤理事長は「リスクが伝えられる中、様々な対策を講じてまいりました。しかしながら、感染が拡大するという新たなステージに入りまして、安心、安全の大会運営の観点から感染拡大を防止するためにやむなく一般の部を中止すると。マラソンエリートのみ出場するという苦渋の決断を下した。一生懸命にトレーニングしたランナーの皆様には本当に申し訳なく思っております」と話した。

 今大会は東京五輪の男子マラソン日本代表の残り1枠を争う大会。マラソンエリートの部では、大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(ホンダ)、井上大仁(MHPS)らが出場する。

(THE ANSWER編集部)


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