引退シャラポワへ戦友が続々賛辞 好敵手クビトバ「コートで戦えてうれしく思う」
女子テニスの元世界ランク1位マリア・シャラポワ(ロシア)が現役引退を表明した。4大大会5勝を挙げた“妖精”へ、戦友たちが続々と惜別のメッセージを送っている。
男子1位ジョコビッチも惜別「彼女のすべての功績に大きな拍手」
女子テニスの元世界ランク1位マリア・シャラポワ(ロシア)が現役引退を表明した。4大大会5勝を挙げた“妖精”へ、戦友たちが続々と惜別のメッセージを送っている。
ドバイ選手権出場中の男子世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、2回戦勝利後のコート上インタビューで「彼女のすべての功績に大きな拍手を送って欲しい。彼女は本当にそれに値するからね」と同い年のシャラポワへ労いの言葉を送っていると、英紙「メトロ」が伝えている。
ジョコビッチは続けて「彼女はあらゆる困難を乗り越えるための意志の強さと気概を持っていて、特に最後の5、6年は怪我や手術に悩まされながらもコートに戻ろうと懸命に努力していた。彼女の情熱は、王者の精神はどういうものかを知るうえで本当に参考になったよ。怪我でキャリアが終わってしまうのは残念だけど、素晴らしい時間を過ごしたね。シャラポワは自分自身を誇りに思って良いよ」と大きな賛辞を送っていると同紙では伝えられている。
2011年ウィンブルドンのシングルス決勝でシャラポワを破って初優勝するなど、好敵手だったペトラ・クビトバ(チェコ)は自身のツイッターに「あなたとコートで共に戦えたことを嬉しく思っています。私たちが対戦した時はいつも素晴らしいバトルを繰り広げましたね。そしてあなたのハードワークに対して、私はリスペクトをしていました。あなたは人生の中でたくさんのことを成し遂げてきました。これはスタートを意味するということを私は分かっています」とつづった。
2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したモニカ・プイグ(プエルトリコ)もツイッターを更新。2017年にハリケーン「マリア」による被害を受けたプエルトリコへの支援として、自身のスイーツブランドで得た収益を支援基金に提供してくれたというシャラポワへの感謝を改めて記している。
「シャラポワの輝かしいキャリアを祝福します。私たちの競技であるテニスにおいて、あなたの成し遂げたことに感謝します。特にプエルトリコが大変な時にはありがとうございました。あなたは飾り気のない姿、誠実さ、素晴らしい人間性、謙虚さを見せてくれました」
シャラポワと親交のあるハリウッド女優のリース・ウィザースプーンも、ツイッターに「あなたの人生の次の素晴らしいステップに幸あれ」と投稿している。
(THE ANSWER編集部)