八村塁にとって「最高の試合」 ウィザーズHC絶賛のワケ「奇妙に聞こえるだろうが…」
自身最長となる46分間のプレーに指揮官は「若いから大丈夫」
前日(日本時間24日)にもロードでブルズと試合をしていたため、連日のプレーとなったものの、八村は自身最長となる46分間プレー。そのことについて質問が飛ぶと「彼は若いから大丈夫。もっとプレーしたかった試合もいくつかあったと思う」とブルックスHCは答え、さらに八村のある部分について称賛した。
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「前半はオフェンス面で苦戦していたが、彼にとって最高の試合のひとつだったと思う。シュートが決まっていなかったから奇妙に聞こえるだろうが、ディフェンス面で大きなインパクトを与えていた。そこの部分こそが彼の成長だ。なぜなら、多くの若い選手は得点を欲しがる。インターネットではその部分しか流されないし、みんなが見たがるところだからね。でも試合でインパクトを残したいのであれば、得点を取ったうえでさらにそれ以外の部分も必要だ。彼は今夜それができていたと思う」
アデトクンボ相手にフィジカル負けせず、脚を動かし続けてゴール下への侵入をうまく防ぐシーンが何度も見られた八村。数字では見えにくい部分でチームに大きく貢献したことに指揮官は満足げだった。
オーバータイムで3Pを決めたり、第4Qのウィザーズ最後のポゼッション、残り1秒の場面でシュートを放ったりと、徐々にクラッチタイムでの信頼も得てきている八村。チームは3連敗したものの、リーグ1位のチームをあと一歩のところまで追い詰めたことには、確かな手応えを感じたはずだ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)