コービーは球宴のコートにいた レブロンが感じた存在感「『24番』が見えたはずだ」
米プロバスケットボール(NBA)オールスター・ウィークエンドは最終日の16日(日本時間17日)、オールスターゲームが行われ、レブロン・ジェームズ率いる「チーム・レブロン」が157-155で勝利した。チームを牽引したレブロンは試合後の会見で、1月に急逝したコービー・ブライアント氏との思い出について語った。
オールスターゲームは「チーム・レブロン」の主将として23得点
米プロバスケットボール(NBA)オールスター・ウィークエンドは最終日の16日(日本時間17日)、オールスターゲームが行われ、レブロン・ジェームズ率いる「チーム・レブロン」が157-155で勝利した。チームを牽引したレブロンは試合後の会見で、1月に急逝したコービー・ブライアント氏との思い出について語った。
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「チーム・レブロン」の主将としてチームを牽引したレブロンは、第1クォーター(Q)から豪快ダンクで会場を沸かせ、勝負を決めたアンソニー・デイビスへのパスも供給した。
各クォーター(Q)がそれぞれ独立した形で争われ、勝敗については1Q、2Q、3Qの合計が高い方のチームのスコアに、先日亡くなったコービー氏が現役時代につけていた背番号にちなんだ「24点」を足したスコアが「目標スコア」に設定され、先に「目標スコア」に達した方が勝者となるフォーマットで行われた。今回のオールスターゲームについて感想を求められたレブロンは「第4Q全体を通して、全員が『めちゃくちゃ楽しいな』って感じだった」と充実感を示した。
近年、稀にみる白熱した試合となった今回のオールスターゲーム。選手たちが見せた闘争心は「マンバ・メンタリティ」で知られたコービー氏に敬意を払うためだったのか聞かれると「いや、みんな闘争心をすでに持っている選手たちだから、そういう話し合いはなかった。闘争心のある選手でなければオールスターには選ばれていない。自分のチームの勝利を目指して毎晩最高レベルで戦っているんだ。だから、間違いなくオールスターゲームを通して、プライドや闘争心があった」とコービー氏のためではなく、選手たちがすでに持っているものが出ただけだとした。
しかし、続けて「でも、コービーの存在は開始時点から感じることができただろう。ファンのチャントや背番号を見ればね。チーム・ヤニスがコートを駆けている時、『24番』が見えたはずだ。だからコービーは間違いなくここにいたんだ」と、その存在がいかに大きなものだったかを語った。
また、ブライアント氏との思い出について聞かれると、08年北京五輪に出場した通称「リディーム・チーム」で時間をともにしたことを挙げ、「そのチームでのコート外での思い出はたくさんある。バスケットボールのことや、米国代表として他のイベントに参加したこととかね。マイケル・フェルプスの泳ぎを見ることができたんだ。女子バスケ代表の試合もたくさん見られたし、陸上競技も見られた。リディーム・チームの一員としてバスケをプレーして金メダルを獲得した他に、いろんなことをしたよ。だから、間違いなくたくさんの思い出がある」と話した。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)